すぐに忘れるので、TIMSS2011の公開データの取得方法や場所についてメモしておきます。
データの取得方法
TIMSS 2011 International Database からダウンロードできる。ページの下の方にリンクがあるので、該当する箇所をクリックすればよい。ただ、すべてのデータをダウンロードすると大変なので、日本(JPN)のことを分析する場合に限定する。
- User Guide (すべてPDFファイル)
- User Guide TIMSS 2011 User Guide for the International Database
- Supplement 1 – International Version of the TIMSS 2011 Background and Curriculum Questionnaires
- Supplement 2 – National Adaptations of International Background Questionnaires
- Supplement 3 – Variables Derived from the Student, Home, Teacher, and School Questionnaire Data
- Supplement 4 – TIMSS 2011 Sampling Stratification Information
- International Database (SPSSファイル。重いので注意)
ダウンロードしたファイルの説明
- TIMSS 2011 User Guide: SPSS/SASによるTIMSS2011の分析方法が示されている。TIMSSの設計や分析技法の理屈についての説明はほとんどない。4章のデータベースガイドが役に立つ。
- Supplement 1: 児童/生徒質問紙。分析する際には必須
- Supplement 2: 国別の質問紙の変更点に関するリスト。日本に関する箇所を読んでおく必要あり
- Supplement 3: 質問紙から生成された変数(データセット内にある)の作成方法
- Supplement 4: 国別の標本抽出に関する情報
- SPSS Data File: zip形式で圧縮されているので解凍すること
SPSSファイルの説明
ファイル名は、acgjpnm5.savなどの形式になっている。
最初の3文字がファイルの種類を表し、続く3文字が国別コード(日本はjpn)である。残るm5.savは全ファイル共通。
最初の文字が母集団を表しており、aで始まる場合は第4学年(日本の小4)、bで始まる場合は第8学年(日本の中2)のデータである。2文字目と3文字目がファイルの種類を表しており、cg(学校質問紙)、sg(生徒質問紙)、st(教師ー生徒リンクファイル)、tg(教員質問紙:小4)、tm(数学教員質問紙:中2)、ts(理科教員質問紙:中2)となっている。
基本的な分析は、cgファイルとsgファイルがあれば事足りるので、当面は小学校のacgjpnm5.sav/asgjpnm5.savと、中学校のbcgjpnm5.sav/bsgjpnm5.savがあれば十分だろう。