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RによるTIMSS2011の分析

投稿日:2015-01-13 更新日:

RによるTIMSS2011の分析方法です。

データの読み込み

SPSSデータを読み込むために、foreign packageを読み込みます。
また、RによるTIMSSの分析を可能にするため、intsvy packageを利用します。

例として、小学校データのうち、児童質問紙のデータを含む、asgjpm5.savを使います。

# 前準備
library(foreign)
library(intsvy)

# データの読み込み
JP11stu <- read.spss("asgjpnm5.sav", use.value.labels=F, to.data.frame=T, use.missings=T)

intsvyによる分析

度数分布

ASBG04は「家にある本の冊数」を示す
(1: 0-10冊 2: 11-25冊 3: 26-100冊 4: 101-200冊 5: 201冊以上)。

timss.table("ASBG04", data=JP11stu, weight="TOTWGT")

平均の計算

# 家庭にある本の冊数(ASBG04)の平均点
timss.mean("ASBG04", data=JP11stu, weight="TOTWGT")

# 算数(ASMMAT)の平均点
timss.mean.pv(pvlabel="ASMMAT", data=JP11stu, weight="TOTWGT")
# 理科(ASSCI)の平均点
timss.mean.pv(pvlabel="ASSSCI", data=JP11stu, weight="TOTWGT")

# 男女別(ITSEX)に算数の平均点を計算
timss.mean.pv(pvlabel="ASMMAT", by=c("ITSEX"), data=JP11stu, weight="TOTWGT")

回帰分析

# 従属変数を算数(ASMMAT)、独立変数を性別(ITSEX)とした単回帰
# ITSEXは1=女子、2=男子
timss.reg.pv(pvlabel="ASMMAT", x=c("ITSEX"), data=JP11stu, weight="TOTWGT")

# 独立変数と性別(ITSEX)・家庭の本の冊数(ASBG04)とした重回帰
timss.reg.pv(pvlabel="ASMMAT", x=c("ITSEX", "ASBG04"), data=JP11stu, weight="TOTWGT")

TIMSS2011に関する日本語書籍

下記2冊が、明石書店から出版されている。基本的に本家報告書の要約なので、ほとんど必要ない。ただ、巻末に児童・学校質問紙の日本語訳が掲載されているため、ていねいに分析する場合は必要になる。

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